絶景や至高の食事で最高のおもてなしを
熱海は経営層に好まれるワンランク上の宿泊施設も充実2024.1122
景色、食事、部屋。特別な時間を過ごせる場所は旅行にとどまらず、ビジネスでも価値を生み出している。
観光地として人気の高い熱海市には、ワンランク上のおもてなしに定評がある宿泊施設も充実している。
ビジネス利用では特にエグゼクティブに好まれている。
■旅館とビジネスを融合 景色にこだわる「ATAMI せかいえ」
近年は若者に人気の観光地として知名度が上がっている熱海には、エグゼクティブをターゲットにした宿泊施設もある。普段と違った贅沢な空間は、日常生活や都心のオフィスでは生まれない発想や人間関係の構築につながる。その機会を求めて経営者層はビジネスでも熱海を訪れる。
温泉旅館「ATAMI せかいえ」は、エグゼクティブ層に最適な宿泊施設の1つに挙げられる。JR熱海駅から車で5分。小高い丘に位置し、全室が太平洋に面して客室露天風呂も備えている。
目の前にはオーシャンビューが広がり、四季折々の変化も満喫できる。その絶景は部屋だけにとどまらず、施設内のレストランや大浴場、さらにはプロジェクターやホワイトボード、Wi-Fiを完備している会議室からも眺められる。総支配人の種田利史さんが設計の意図を説明する。
「旅館とビジネスを融合させるコンセプトの中で、海を見ながら仕事を進められるところに重点を置きました。閉鎖的な会議室の中で生まれるものは限られるので、目の前に海が広がる場所で新しいアイデアにつなげてほしいと考えました」
■夜は海面に月の道 悪天候翌日の景色もオススメ
旅館内のどこからでも海が見えるだけで、他の宿泊施設にはない特徴となる。ただ、景色へのこだわりは、それだけでは終わらない。夜になると、オーシャンビューが昼間とは違った表情を見せる。海に月の道が映し出されるのだ。
月の道が海面に現れるのは月の高さや明るさなど複数の条件があり、どこでも見られるわけではない。しかも、「ATAMI せかいえ」では食事や温泉を楽しみながら、その幻想的な景色を堪能できる。
また、種田さんは台風など悪天候翌日の景色もオススメしている。
「天気の移り変わりに伴う海の回復具合がすごいんです。まさに、自然を感じられる光景。雨雲が流れていき、そこから晴天になっていくところは圧巻です。台風が通過した後は大きな虹がかかる時もあります。晴れでも雨でも、それぞれの景色の楽しみ方があります。」
海の景色は天気によって変わり、朝・昼・夜と1日の間でも変化する。空気が澄んでいる冬は海の先に初島や大島の明かりが見えるなど、季節の違いも味わえる。ここまで景色を追求した宿泊施設は珍しいだろう。
■絶景が新たなアイデアのきっかけに 経営層の交流の場にも活用
この絶景がビジネスの利用者からも高く評価されている。「美しい景色のおかげで発想が柔軟になった」、「行き詰まっていたプロジェクトを前に進めるアイデアが生まれた」といった声が届いているという。中には、お酒を片手にテラスのソファーに座って海を眺めながら分科会を実施したり、複数の企業の取締役を集めた交流の場としたりするケースもある。
景色に加えて食事や温泉もワンランク上のサービスを提供し、40人ほどの規模で旅館を貸し切ることもできる。会議をはじめとするビジネス、2次会まで含めた食事に温泉と1か所で全てを満たせるところも人気の理由となっている。
アクティビティを組み合わせる経営層も多い。旅館では、「持ち帰る健康」をテーマに早朝ヨガを開催。近くの伊豆山でノルディックウォーキングをして頭や心をリフレッシュしてから会議に入る利用者もいる。
ATAMI せかいえ
■料理で経営者層の心をつかむ「小嵐亭」 出汁にこだわる優しい味が高評価
一方、食事を特色として打ち出し、経営者層に好まれている宿泊施設が「小嵐亭」だ。料亭旅館の冠にふさわしく、料理に絶対の自信を持っている。食材から盛り付けまで妥協せず、特に出汁(だし)には強くこだわっている。営業企画部の部長・木村茂樹さんは、こう話す。
「食事というと肉や野菜などの産地に注目されがちですが、私たちの場合はお出汁です。お客さまからは優しい味という言葉をいただくことが多いですね。おひたし1つにしても、お出汁が良かったと評価をいただいています」
象徴的なのは、食事の最初に提供される「お椀」。出汁を張って具を入れるシンプルな料理だからこそ、味の差が表れやすい。小嵐亭では鍋に惜しみなく入れるカツオ節と昆布で出汁を取る。昆布は海水の温度で味が微妙に変化するため、時期によって産地を変えるなど、確かな腕を持つ料理人たちが見極めているという。
小嵐亭は大切な取引先との会食で活用されるケースが多い。旅館内には最大30人で利用できる会議室もあることから、役員クラスの会合や研修、大企業の支店長会議でのニーズも高い。
■職人の技が詰まった建物や日本庭園 外資系企業にも人気
外資系企業にも好まれているのは、自慢の日本料理に加えて座敷の宴会場や日本庭園も有しているためだ。外国人の役員や従業員が日本文化に触れる機会として訪れたり、ワインを持ち込んで日本食と合わせて楽しんだりする企業もある。営業部の部長・渡邊和雄さんは「宿泊は110人まで、宴会場は60人入れる広さがあります。宴会場や大浴場をゆったりと使うために、30人くらいで貸し切ってご利用いただくことが多いです」と語る。
食事の時間だけではなく、滞在する全ての時間を満足してもらえるよう、建物の設計も細部までこだわりが詰まっている。計5室ある離れは全て異なる木材を使い、趣を変えている。建物内に庇(ひさし)をつくっているのは、間接照明のように柔らかい明るさを演出するためだ。
部屋から日本庭園がよく見えるように柱の位置も工夫されている。渡邊さんは「居心地の良さを計算して、至るところに職人の技が散りばめられています」と話す。住宅や建築関係の仕事をしている人にとっては学びや発想の場となり、研修にも最適と言える。
宿泊する経営者層は、ゴルフと組み合わせた過ごし方が定番となっている。周辺には複数のゴルフ場があり、コースを回ってから小嵐亭で会議をしたり、食事付きで宿泊した翌朝に懇親を兼ねてコースに出たりしている。
料亭旅館 熱海 小嵐亭
景色、食事、温泉など利用者を満足させるポテンシャルが高く、エグゼクティブの要望に応える施設にも不足がない熱海。ビジネスでの活用法は多岐に渡る。
▼今回ご紹介した「料亭旅館 熱海 小嵐亭」のガストロノミープランのご紹介(※インバウンド向けの商品のため、日本語の販売サイトはございません)
<概要>
熱海の奥座敷 和の意匠を凝らした宿「料亭旅館 熱海 小嵐亭」
料亭旅館のコンセプトのもと、美味しさを純粋に追求するため、食材を吟味し伊豆の山海の旬を盛る会席料理をご用意いたします。
こだわりの食材から丁寧にひいたお出汁をベースとした京風の雅な味わいの会席料理 をご賞味ください。
お部屋は、材、調度品に贅を尽くし伝統工芸の匠の技が随所に見られ、吟味された銘木が和の美しさを醸し出す「貴賓室」。
浴槽は木曽産の天然檜を使用した檜風呂、開放感のある温泉掛け流しの半露天風呂に身をゆだね、至福のひと時をお過ごしください。
<宿泊単品>
① 静岡県産の「金目鯛」、「桜海老」、「メロン」、「山葵」を活用した季節の会席料理
スタンダードプランより、プラス7,700円サ込税別
② 静岡県産の「伊勢海老」、「桜海老」、「メロン」、「山葵」を活用した季節の会席料理
スタンダードプランより、プラス15,500円サ込税別
③ 静岡県産の「黒毛和牛」、「メロン」、「山葵」を活用した季節の会席料理
スタンダードプランより、プラス16,500円サ込税別
④ ふぐ尽くしコース
スタンダードプランより、プラス13,200円サ込税別
【オプション】
❶ 静岡県の有名酒処 地酒3種飲み比べ
・ 花の舞
・ 伊豆山
・ 富士錦
料金:@3,300円サ込税別
❷ 日本文化体験 茶道教室
・ 敷地内に広がる日本庭園にある「茶室 行庵」にて行います。
料金:@5,500円サ込税別(60分)
<ツアー>
【お料理】
静岡県産の食材を厳選した会席料理
・ 静岡牛ヒレステーキ
・ 伊豆半島産地の伊勢海老姿盛りと金目鯛の煮付け
・ 駿河湾で水揚げされた桜海老天ばら御飯
・ 静岡県産のマスクメロン
・ 生産量が日本一の静岡県産の山葵
※ ご夕食・ご朝食ともにお部屋にて、仲居係りがお食事をご提供いたします。
【お部屋】
貴賓室(97㎡)
・ 温泉掛け流しの半露天風呂(浴槽は木曽産の天然檜を使用した檜風呂 )
(ご参考)
▼Japanican