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温泉と食のご紹介

温泉と食のご紹介

“王道”の温泉と料理 ビジネスと組み合わせて仕事の生産性や発想力アップ2025.0226

熱海を語る上で欠かせない温泉と料理は、やはりビジネスとも相性が良い。熱海に根付くおもてなしの心、心身を満たすお風呂と食事はビジネスパーソンを癒やし、仕事の質も向上させる。そして、熱海を熟知する旅館やホテルの関係者だからこそ伝えたい“意外な”魅力や楽しみ方もある。

老舗の雰囲気を残してリフォーム 和風温泉旅館「山木旅館」

 

 

長年観光を柱としてきた熱海には老舗の旅館やホテルも多い。その趣を残しながら、時代の変化にも適応。近年は豊富な観光資源を生かして、ビジネス利用の需要も伸ばしている。

 

創業90年以上の歴史がある和風温泉旅館・山木旅館も、その1つだ。2023年に内装を全てリフォームしたものの、窓ガラスや格子は当時のまま。障子を使った照明は柔らかな光を放つ。代表取締役の鈴木吉矢さんは「老舗旅館の良さを残しながら、きれいで快適に過ごしていただけるようにリフォームしました」と話す。

 

 

鈴木さんが旅館の一押しに挙げるのが部屋食で提供している料理。本格的な和懐石は新鮮な海の幸や山の幸を使い、盛り付けも美しい。季節に合わせて3か月に1回メニューを大きく変え、連泊の宿泊客に対しては内容が重ならないように工夫を凝らす。料理長は30代と若く、今以上のクオリティを常に目指して変化を恐れないという。

 

 

※時期によってメニューは異なります。

 

熱海の“意外な”楽しみ方は「小料理屋」

 

手間や人手がかかっても部屋食にしているのは、食事の空間も大切にしているから。5人ほどのグループで宿泊する場合は、大広間を無料で貸し切って食事することもできる。鈴木さんは「ビジネスの利用であれば、他の宿泊客の方を気にせず会話できるところもメリットです。食事は味だけではなく、空間も大事にしています」と語る。旅館内には最大10人で利用可能な会議室があり、プロジェクターやホワイトボードも設置されている。ミーティングや研修後に料理や温泉を満喫するビジネス目的にも対応している。

 

 

鈴木さんには、ビジネスで訪れた宿泊客らに勧める“意外な”熱海の楽しみ方がある。それは、小料理屋。熱海には旅館の板長経験者が開いている小料理屋が多いという。鈴木さんは「熱海には沼津港などから来た魚を加工する技術に長けた料理人が多いので、2次会などで小料理屋に行ってゆっくりと過ごすのがお勧めです」と説明する。他の温泉地と比べて遅くまで開いている飲食店が多いため、お酒が好きな人にとっては特にありがたい。

 

 

山木旅館」公式サイト

 

料理自慢の「秀花園 湯の花膳」 看板メニューは「元祖・金目鯛熱海煮」

 

 

秀花園 湯の花膳も、旅館名に表れているように料理を自慢にしている。旬の食材を生かした華やかな膳は四季を感じさせる。リーダーITCの斎藤未輝さんは「料理は口コミでも高い評価をいただいています。野菜の飾り切りや器、彩りなど目でも楽しんでいただき、記憶に残る料理にこだわっています」と自信を見せる。食事は部屋または個室の宴会場で提供しており、個々の要望に合ったきめ細やかな接客にも重点を置く。

 

 

食事の内容は季節によって変えているが、年間を通じて看板にしているのがオリジナルメニューの「元祖・金目鯛熱海煮」。ミカンを一緒に煮込むことで魚独特の臭みがなくなって金目鯛の甘さが引き立つという。高級魚の金目鯛を2人に対して丸ごと1尾提供している(※)。

※プランにより半身でのご提供になる場合有。

 

 

ビジネス向けには、最大40人で利用可能な会議室も設けている。縦長の会議室は海側が窓になっていて開放感抜群。

 

 

会議利用の場合には、プランにコーヒーもついてくるのもうれしい。さまざまな職種・企業の会合や懇親会など、ビジネス目的で訪れる人は多い。斎藤さんは「机の位置を変更するだけで会議室を宴会場にできます。館内には温泉もあるので、日頃の仕事の疲れが取れます」と話す。

 

 

秀花園 湯の花膳」公式サイト

 

「熱海玉の湯ホテル」は横に温泉の源泉 お湯の持ち帰りも可能

 

 

レトロな雰囲気を残す熱海玉の湯ホテルは、大人数のビジネス利用にも対応している。オーシャンビューが目の前に広がる会議室は最大120人まで入れる。絶景を眺めながらの会議は気分が良く、都会のオフィスでは思い付かないアイデアや前向きな気持ちが生まれる効果を期待できる。

 

 

会議を終えたら食事、さらに宴会でも利用客を満足させる。10人から60人までの中・小宴会場と25人から220人までの大・中宴会場の2か所を用意。カラオケ完備のクラブも別に設けられており、幅広い業種の企業が訪れている。

 

熱海玉の湯ホテル一番の自慢は温泉。ホテル横に源泉があり、地下400メートルからくみ上げたお湯を浴槽に入れている。展望露天風呂からは相模湾、初島や房総半島を一望できる。午後11時まで利用できるため、1日の疲れをゆっくりと癒やしながら夜景も満喫できる。大浴場もユニークで、水槽が置かれている。熱帯魚が泳ぐ姿は利用客の癒しとなっている。

 

 

温泉を持ち帰りできるところも、他の宿泊施設にはない特徴だ。フロント横の蛇口をひねると、温泉が出てくる。ポリタンクを持参すれば、自宅でも熱海の温泉を堪能できる。

 

 

常務取締役の前田久憲さんは「神経痛や冷え性、疲労回復の効能がある温泉です。源泉で成分が濃いので、ご自宅のお風呂に足していただければ温泉を楽しんでいただけます」と勧める。

 

 

首都圏から交通アクセス抜群 夕方から利用する企業も

 

熱海は東京から新幹線で40分と交通の利便性が高いことから、夕方まで都内で仕事をしてから熱海に移動して宿泊する企業も多いという。食事は朝、夕ともに部屋食。特に好評なのが朝食で提供する干物。目の前で焼いて熱々の状態で味わえる。前田さんは「午前中に熱海へ移動すれば、夕食前に仕事と観光の時間をつくれます。夕方から熱海に来て宿泊し、翌日に観光する方もいます。首都圏から近い熱海はビジネスとの組み合わせに向いていると思います」と語る。

 

 

熱海玉の湯ホテル」公式サイト

 

来宮神社や熱海城、熱海梅園や通年で実施される花火大会など観光資源に恵まれている熱海。中でも、温泉と料理は訪れる人たちを魅了する。企業研修やワーケーションで熱海を訪れた体験者の調査でも証明されている。熱海を「訪れた/訪れたい」理由として4割以上の方が「熱海の食に興味があったから」と回答した。さらに、熱海についてよかったと感じた点について約3割の方が「温泉」を挙げた(※)。熱海が観光だけではなく、ビジネスと組み合わせた需要も高まっていくのは自然な流れだろう。

 

※引用元リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000146595.html